行灯に浮び上がる明治の技術史2005/11/19 22:13

電灯普及の記念碑~町屋 赤レンガと銀杏のまつり
茨城の北部、海岸よりひとやま内陸に入った谷間の地。久慈川水系里川にいくつか水力発電所が作られた。明治の時代、日立銅山へ電力を供給する為である。この発電所より電灯用に変電し、当時めずらしかった照明電灯用の電力配電が付近の農村地帯の民家へなされた。
 ドイツ人設計による煉瓦造りの変電所はその役目を終り、地域の集会所として使われて来たが老朽化により取り壊されるところが、保存運動により文化遺産として残った。昨年よりこの建築物をクローズアップして「赤レンガと銀杏の祭り」が開催されている。
 カミさんの地元でもあり、親戚が主催してもいるので今年も本日、11/19に行ってきた。

川沿いの洋風変電所を囲んで多数設置された手作りの行灯が幻想的な雰囲気を醸し出す。
バックにはジャズの生演奏が流れるが、今年はややポピュラーに流れ、昨年の方がしんみりしてよかったなあと思う。
手打ち、手作りのそばや豚汁などがうまい。酒が飲めればもっと良いのにと思うが車できているのであきらめる。
 銅山、電力エネルギ、川を利用した水力発電、電気機械の製作...
茨城に来て25年の自分の現在につながる100年前の出来事に思いをはせる。
 

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「海」と入力してください

コメント:

トラックバック