ムカデ2008/09/09 05:18

 ムカデに咬まれた。
すごく痛い。異質の痛みを初体験。

 土曜は子供達の中学の運動会だった。疲れて帰って早い夕方から飲み始めた。9時頃には一階の和室で寝てしまった。
 うつらうつらと夢を見ながら寝起きする。腕や足に変に力が入ってしびれたり、つったりすることがある。そういうことを繰り返していた。
 すると、うっっと、いつものしびれかと思いながら手で擦ろうとすると何か異物がある。そのうちジ~ンときた。半分夢見心地でいるので何が起きているのか良く判らない。痛みが本格的になってきて目が覚めた。
 灯りをつけてよく考えてみて「これはムカデに刺されたのだろう」という考えに至った。ちょうど夜中の12時頃のこと。

 とりあえずネットと「家庭の医学」で調べてみる。病院に行ったほうがよさそうだ。救急センタに電話してみるが急患で手が空かないらしく、洗って、ステロイド軟膏をつけて、痛みがひどければ冷やす と教わって様子をみることにした。

 「神経毒」というらしく手の甲を刺されたのだが肘より下が全体的に痺れる。ムカデは牙で噛みつくので、刺されたのではなく咬まれたが正しいそうだ。ネズミでも殺せるそうで納得できる。

 翌朝、日曜日でもやっている病院が見つかったので念のため診てもらった。
 静脈注射と筋肉注射を打って、飲み薬も2種。
これは痛み、痺れの緩和と化膿止めの抗生物質。
傷口を洗うようにと消毒液。
 やっぱり診てもらって良かった。ネズミやゴキブリを食べた牙で咬まれたんじゃ堪らない。

 家に帰って当の和室を徹底的に対策した。
布団、ゴザの天日乾燥。バルサン、掃除機掛け。
家の周りに木酢液をまいて、夜は2階で蚊取線香を炊いて寝た。

 咬まれた相手は発見できなかった。
病院の薬のおかげで月曜の朝にはすっかり良くなった。

 神経毒。異質の痛さだった。毒蛇やクラゲも同類らしい。
咬まれたのが家族でなくて、まず自分だったのが良かった。
ひとつ利口になった。

花折峠2008/09/20 16:28

二作ある「花折峠」のうちの後作
 東京でジョン・エヴァレット・ミレイ展が始まったので《オフィーリア》が良く目に付くようになった。

 http://www.asahi.com/millais/

 数年前に日曜美術館で放送された、琵琶湖周辺の日本画家で右腕を失ったのち左手で再起したが小さいこどもたちを残して夭折した女流画家が思い出された。

 もう一度、その構図、画を見たくて調べてみた。

 「花折峠」三橋節子。 感動がよみがえった。
オフィーリアとの構図の類似は何人かの人々が指摘している。たぶん日曜美術館でもふれられたのが記憶に残っていたのだろう。

 http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090702050030134/

 図書館で
  「岸辺に 娘 三橋節子」 三橋時雄
  「湖の伝説 画家・三橋節子の愛と死」 梅原猛
を借りられたので約35年前のドキュメントを知ることが出来た。
 運命を静かに厳かに受容れ、芸術家生命を全うしようとする自らの涅槃図。

 ここでは詳述はしないがいつか大津に行って三橋節子美術館を訪ねてみたいと思う。

ノンコ~手鉤2008/09/30 06:43

手鉤。ノンコ
 ムカデさわぎ以来、どうも虫の侵入が気になっている。
ひょっとすると畳のすき間から入ってくるのかな。ダニ退治の薬を畳とすき間には注入しておいたが、いちど畳をおこして床板の状況を見ておきたいと思った。
 
 素人がどうやったら畳を起こせるか?新築のときに見ていたら畳屋さんは鋭利な鉤のようなもので引っ掛けて引き起こしていたようだった。
 ホームセンタで探してみるとそれらしいのがあった。

 「ノンコ?」
柄が長い鉤手とほとんど柄がなく、鉤にグリップを木材で巻いたようなものがあり、だからノンコ?なのかと思いながらそれを購入。
 数十キロある畳を引起すので力が掛けやすいようにノンコの方を選んだ。

 \2,180。 高い、躊躇したが買った。

 さすがに頑丈、強力でうまく畳を引っ掛けて持ち上げることが出来た。
畳屋さんは畳表を引っ掛けていたようだったが、古くなった表では切れてしまったのでへりの縁布?に掛けるとうまくいった。
 ノンコの鉤先はとても鋭利で細い、かつ数十キロの重量が架かるので強度の高い材質と加工がなされているのだろうと思った。
 二千円は仕方ないか。

 畳の下はきれいなもので特に異常なし。安心できた。