石岡発電所2008/11/03 05:34

導水管の上流から石岡第一発電所を望む
 少し前の新聞で石岡発電所が重要文化財に指定されたことを知った。
http://mainichi.jp/enta/art/news/20081018k0000m040011000c.html

 確か小山ダムから大北川を下ったところにあったような気がする。
そろそろ紅葉も始まっているかな、小山ダムもしばらく行っていないなと出掛けてみた。

 一時間弱で到着。少し紅葉の始まった狭い谷の中にひっそりと発電所はあった。小雨の中、導水管にそって登ってみた。谷を一望できる堂があるような記事を見たので何とか探そうとけもの道を縫って頂上まで上がってみたが樹が茂っていて眺望は得られなかった。

発電所の様子:(Seijiさんのサイトより)
http://www.net1.jway.ne.jp/yama.seiji2/isioka/isiokah.html

 ダムを廻って帰宅。ネットで調べると小平浪平が建設した由緒ある発電所であった。
 日本鉱業が日立銅山の動力確保の為に里川に水力発電所を建設して送電していたが急増する需要に追いつかず、急傾斜で水量のある急流を探した結果この大北川を見つけたそうで、当時としては画期的な建設工法、低建設コスト(水路が短くて済んだ)で日本発の鉄筋コンクリート構造の発電所であるとのこと。

 ということでなじみの深い里川の町屋発電所との関係も判った。
建設順は、中里、町屋、石岡第一、石岡第二ということだろう。